SES2019は188名の方にご参加いただき,今年も大盛況のうちに終了いたしました.
ご参加いただいた皆様,ありがとうございました.
受賞者 (敬称略)
最優秀論文賞(研究論文)
- Revertに着目した不確かさに関する実証的分析
- 村岡 北斗,鵜林 尚靖,亀井 靖高,佐藤 亮介(九州大学)
最優秀論文賞(実践論文)
- 工業高等専門学校の学生に対する形式手法B-Methodの学生実験の実践
- 大西 孝臣,吉村 斎,阿部 司,稲川 清(苫小牧工業高等専門学校),山本 椋太(名古屋大学),堀 武司(北海道立総合研究機構)
IEEE Computer Society Japan Chapter SES Young Researcher Award
- 類似した開発者の分類と不具合予測におけるその効果
- 北村 紗也加(京都工芸繊維大学)
- 前処理命令解析と関数呼出し解析に基づく機能スイッチ特定
- 相澤 遥也(東京工業大学)
インタラクティブ・ポスター賞
- 新人研修がソースコード品質に与える影響の調査
- 森田 大夢,平尾 俊貴,石尾 隆(奈良先端科学技術大学院大学),新田 章太,小西 俊司,森 康真(株式会社ギブリー),松本 健一(奈良先端科学技術大学院大学)
- 大規模なプロジェクト群を対象とした高速にコードクローンを検出するキュレーションの提案
- 土居 真之,肥後 芳樹,楠本 真二(大阪大学)
- 自動バグ限局に適したテスト自動生成に向けて
- 九間 哲士,肥後 芳樹,柗本 真佑,楠本 真二(大阪大学)
企業・ポスター賞
- ProcessCity -ビジネスプロセスの3次元可視化ツール
- 斎藤 忍,應治 沙織(NTT)
目的
ソフトウェア技術は,コンピュータ技術の発展と社会への浸透に伴って,現代社会にとってなくてはならない重要なインフラを構成するようになっています.それに伴い,そこに求められる社会の要求は急速に複雑化・高度化・多様化してきています.価値ある新たなソフトウェアを作り出し,それを保守し,市場や社会のニーズに合わせて進化させていく上で,基礎的で発展性のある研究と経験的で有効性のある研究を開発の現場のニーズとスパークさせるような場の確立こそがいま求められているといえます.
ソフトウェア工学は,総合的かつ実践的な学問であり技術体系であります.プログラミング・単体テストといった実装技術から,デザインやアーキテクチャといった設計技術,要求分析や仕様定義・妥当性検証といった要求技術,情報システムのあり方を問うビジネスプロセスやサービス定義・品質保証といったサービス技術,それらの統合的運用を考察するライフサイクルやプロジェクト,ピープルウェアを含むマネージメント技術と分野が多岐に渡るだけでなく,ソフトウェアのみならず機械や人間,組織や社会とのインタラクションを含んだ総合性が要求されています.そこでは,単純に実践を目指せば問題が解決するということは望めず,理論研究にもとづくソフトウェアの基本原則と過去のシステム事例研究にもとづく実証経験とを突き合わせて産学連携して総合的に真のソフトウェア工学を目指していくという根気強いアプローチが求められています.
このような問題意識に基づき,ソフトウェア工学研究会では,1995年度から2003年度にかけオブジェクト指向シンポジウムを開催し,オブジェクト指向技術を中心に研究開発と実践の交流の場を提供する活動を展開して参りました.その実績を踏まえ,2006年には,ソフトウェア工学全般に対する社会的ニーズの高まりに応じるために,シンポジウム名をソフトウェアエンジニアリングシンポジウムと改め,より広い領域の研究者・実務者が集う場として開催しました.同シンポジウムは,その後も毎年実施され,ソフトウェア工学研究会の中心的な研究発表の場となっております.
これまでのシンポジウムの成功を受け,2019年度も研究論文,経験論文,ポスター展示,チュートリアル,パネルディスカッション,ワークショップ等を通じて,領域を超えた産学の研究者・技術者・実務者間での有益な切磋琢磨と情報交流の場を提供したいと考えています.
新着情報
- 招待講演Prof. Foutse Khomhのスライドをプログラムに公開しました
- (2019/12/16)
- 受賞者一覧を公開しました.
- (2019/09/03)
- SIGSE卓越研究賞論文紹介の情報およびポスター発表の一覧を公開しました.詳細はプログラムに記載しております
- (2019/08/15)
- プログラムを公開しました
- (2019/08/15)
- 参加募集を開始しました.皆様からのご参加を心よりお待ちしております.
- (2019/07/29)
- シンポジウム1日目の基調講演として,和泉憲明 氏(経済産業省 商務情報政策局 情報産業課 ソフトウェア産業戦略企画官)に「DXレポート作成の背景と政策展開 -ソフトウェア工学研究と産業戦略の観点から-」と題してご講演していただくことになりました.
シンポジウム2日目の基調講演として,冨安寛 氏((株)NTTデータ 技術革新統括本部 システム技術本部本部長)に「デジタルトランスフォーメーションに向けた真の課題とその対応」と題してご講演していただくことになりました.
- (2019/07/26)
- 採択された論文を公開しました.詳細は採択論文のページに掲載しております
- (2019/07/24)
- ワークショップのページを更新しました
- (2019/06/27)
- 論文募集について公開しました
- (2019/03/26)
- SES2019のサイトを公開しました
- (2019/02/21)
開催日程
2019年8月29日(木):ワークショップ
(ワークショップは午後から開催いたします)
2019年8月30日(金):本会議1, 情報交換会
2019年8月31日(土):本会議2
開催場所
工学院大学 新宿キャンパス
主催
共催
IEEE Computer Society Tokyo/Japan Joint Chapter
協賛 (50音順)
後援
重要日程
シンポジウム論文トラック | 初回投稿締切 | ||
論文更新締切 | |||
採録通知 | |||
最終原稿締切 | |||
研究アイディア論文トラック | 投稿締切 | ||
コメント返却 | |||
最終原稿締切 | 8月5日(月) | ||
一般論文トラック | 発表申込 | ||
投稿締切 | 8月5日(月) ※投稿論文が最終原稿となります |
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既発表論文トラック | 発表申込 | ||
採否通知 | |||
ポスター展示トラック | ポスター論文あり | 投稿締切 | |
採否通知 | |||
最終原稿締切 | 8月5日(月) | ||
ポスター論文なし | 申込締切 | 8月5日(月) | |
採否通知 | 8月12日(月) | ||
ワークショップ討論テーマ提案 | 提案締切 | ||
発表申込締切 | 各ワークショップにより異なります |