募集テーマ
ソフトウェア工学に関連した領域全般を対象とします. ソフトウェアライフサイクルのそれぞれに関わる技術や,特定分野へのソフトウェア工学の適用,機械学習やAI,クラウドコンピューティングやIoTなどの技術とソフトウェア工学との接点,ソフトウェア技術者教育などを含みます. また,ソフトウェア工学の実践の下地となり得るような,ソフトウェアやソフトウェア開発における基本原則の科学的な解明についても,直接的な問題解決を指向しないものも含めて歓迎します. さらに,ソフトウェア工学の実践事例や得られた知見の報告も対象とします.
- 要求工学
- 分析・設計技法
- テスト技法
- ソフトウェア保守と進化
- システム評価・管理技術
- 開発支援環境
- ソフトウェアプロセス
- 形式的手法
- ソフトウェアセキュリティ
- 実証的ソフトウェア工学,リポジトリマイニング
- ソフトウェア開発の科学(ソフトウェアサイエンス)
- プログラミング言語,オブジェクト指向技術
- AIと知識ベースのソフトウェア工学
- クラウドコンピューティング,IoT時代のソフトウェア工学
- 帰納的に定義されたソフトウェアシステムの開発方法論
- その他ソフトウェア工学に関するテーマ全般
論文投稿の種別
それぞれの種別により,投稿締切日が異なります.
シンポジウム論文トラック(査読・採否あり)
【研究論文】は独創的な研究の成果を発表するもので,新規性,有用性,正確さを重視します. 研究として有用性が納得できる形で述べられている論文を高く評価する一方で,萌芽的なアイディアや評価途上の研究成果についても速報性のある発表として採択の対象としています.
【実践論文】はソフトウェア工学の実践事例や経験から得られた知見を発表するもので,事例や知見としての有用性,正確さが重視されます. 研究成果を企業で実適用した事例の報告や,産学連携の取り組みの経験などが含まれます. 大規模な事例でなくとも,潜在的な有用性,速報性があれば採択の対象となります.
いずれの種類においても,投稿時は8ページ以内とします. もちろん,萌芽的なアイディアや評価途上の研究成果を扱った,速報性の高い短い論文も歓迎します. 採録された場合には査読コメントを反映するために最大2ページの延長を認めます.
査読,採録について
シンポジウム論文については,複数のプログラム委員による独立した査読を実施し,採録または不採録の判定を行います. 既発表の論文や,他の会議等に投稿中の論文との差分が不明確な内容の場合,査読をせずに不採録と判定する場合があります. それぞれの論文について口頭発表の時間を設けますが,評価が高い論文には授賞候補論文として通常の論文よりも長い発表時間が割り当てられます.
なお,論文が採録されましても,正当な理由なしにシンポジウムでの参加登録が行われない場合には,採録を取り消させて頂きます.
論文集について
採録された論文は,シンポジウム論文集として,情報処理学会電子図書館「情報学広場」に掲載されます.
研究アイディア論文トラック(採否なし,閲読コメントあり)
国際会議や論文誌への投稿を予定している研究成果の中間発表や,研究の初期段階における新しい方向性や独創的なアイディアなどの発表を歓迎します. 国際会議や論文誌への投稿に向けた改善のための情報を集めたり,共同研究者を探したりといった,研究の最終成果よりも途中の成果を議論する場を提供します.
投稿時の原稿は,8ページ以内とします. ただし,発表が受理された場合の最終原稿では,論文の内容を議論したいポイントに絞った短い記述に修正する,投稿時には英語である原稿を日本語に変更する,概要のみの掲載とするなど,会場での議論と今後の論文投稿の両立を目指した改変を加えても構いません. この点が通常の研究論文とは大きく異なります.
査読について
シンポジウム論文とは異なり,(採否の審査のための)査読は行わず,原則すべての論文に発表の機会を与えます. ただし,投稿された研究アイディア論文に対して,複数のプログラム委員による独立した閲読を実施し,改善のためのコメントを提供します.
論文集について
発表が受理された論文は,シンポジウム論文集として,情報処理学会電子図書館「情報学広場」に掲載されます.
一般論文トラック(査読・採否なし)
ソフトウェア工学コミュニティ最大級イベントSESにて,自身の研究を多数の参加者に周知するとともに,有益な知見を得るための議論の場を提供することを目的としています. 発表内容および発表形式は通常の研究発表会にしたがいます. 投稿論文は8ページ以内とします.
査読について
プログラム委員会による査読はありません.
論文集について
発表が受理された論文は,シンポジウム論文集として,情報処理学会電子図書館「情報学広場」に掲載されます.
既発表論文トラック
国内外の論文誌や国際会議で発表済みあるいは掲載済み(ただし,国内のイベントですでに発表済みの内容を除く)の研究の発表を募集します. ソフトウェア工学コミュニティ最大級イベントSESにて研究内容を多数の参加者に周知するとともに,将来に向けた有益な知見を得るための議論の場を提供することを目的としています.
発表内容の関連をもとに採否を判定いたします. また,申し込み多数の場合はプログラム委員会で選考を行います.
申し込み方法
当該論文の出典を添えてタイトル,著者および概要をご投稿ください.
ポスター展示トラック(論文あり/なし)
ソフトウェア工学に関連する取り組みのポスター展示を募集します. 展示内容として,研究の初期段階における成果発表,開発したツール・製品のデモンストレーション,人材育成,産学連携,社内の活動状況が考えられますが,ソフトウェア工学に関する取り組みであればこれらに限りません. 技術的な主張点が不明確な製品紹介等,シンポジウムの目的に沿わない内容は採録されませんのでご注意ください.
申し込み方法
- ポスター論文あり:ポスター論文(2ページ以内)の投稿
- ポスター論文なし:題目と発表概要(400字程度)のみの送付
論文集について
「ポスター論文あり」で申し込んだ場合,採録されたポスター論文はシンポジウム論文集として,情報処理学会電子図書館「情報学広場」に掲載されます. 「ポスター論文なし」で申し込んだ場合に論文の掲載はありません.
討論テーマを募集し,各テーマについて集中的に討論します. 参加者は問題意識,萌芽的なアイディア,予備的な研究成果などを持ち寄り,情報共有や意見交換を行います.
討論には,以下の2つの形式があります.
- ワークショップ論文(ポジションペーパー)を集めて議論する形式
- ワークショップ論文を集めずに,作業や成果物の作成を主体とする形式
いずれの形式も,シンポジウムの参加者が自由に入室し,討論を聴講可能とします. ポジションペーパーはシンポジウム論文集には掲載されません.
申し込み方法
テーマを提案される方は以下の内容を作成の上,EasyChairでお申し込みください.
- 討論テーマ(Title欄に記述)
- 討論リーダ(リーダ全員の氏名,所属;Author欄に記述)
- ワークショップの趣旨・概要(200~400字程度;Abstract欄に記述)
- 討論形式:ワークショップの進め方について記述してください.
ワークショップの開催は午後からになります.ご注意ください - ポジションペーパーの扱い:ポジションペーパーを集めるか否か,ポジションペーパーを集める場合にSES 2019のサイトに掲載するか否かもお知らせください.
なお,EasyChairのKeywordsは使用致しませんが,入力必須ですので,ダミー文字列をご入力ください.添付PDFファイルも不要です.
ワークショップ参加者の募集は「ワークショップ」のページに記載いたします.
表彰について
研究論文および実践論文として採択された論文の中から「最優秀論文賞」を選定します. また,本会議中の優れた発表から「研究奨励賞」を,優れたポスター発表から「ポスター・インタラクティブ賞」「ポスター企業賞」を,それぞれ選定する予定です.
上記の表彰に加えて,筆頭著者が2019年1月1日現在35歳未満の優れた発表論文についてIEEE Computer Society Japan Chapter SES Young Researcher Awardを授与します.
投稿日程
シンポジウム論文トラック | 初回投稿締切 | ||
論文更新締切 | |||
採録通知 | |||
最終原稿締切 | |||
研究アイディア論文トラック | 投稿締切 | ||
コメント返却 | |||
最終原稿締切 | 8月5日(月) | ||
一般論文トラック | 発表申込 | ||
投稿締切 | 8月5日(月) ※投稿論文が最終原稿となります |
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既発表論文トラック | 発表申込 | ||
採否通知 | |||
ポスター展示トラック | ポスター論文あり | 投稿締切 | |
採否通知 | |||
最終原稿締切 | 8月5日(月) | ||
ポスター論文なし | 申込締切 | 8月5日(月) | |
採否通知 | 8月12日(月) | ||
ワークショップ討論テーマ提案 | 提案締切 | ||
発表申込締切 | 各ワークショップにより異なります |
問い合わせ
不明な点などがありましたら,ses2019-info[at]ses.sigse.jp までご連絡下さい.