プログラム
タイムテーブル
※は実践論文であることを表します.9月7日(月)
大会場:D205(独立館2階) | 中会場(1):D411(独立館4階) | 中会場(2):D412(独立館4階) | |
10:00-10:15 | オープニング | ||
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10:15-11:30 | 基調講演(1) 座長:高田眞吾(慶應大学) | ||
中小路久美代(京都大学学際融合教育研究推進センターデザイン学ユニット特定教授/株式会社SRA先端技術研究所長) ソフトウェアのシステムの作用 | |||
11:30-13:00 | 休憩 | ||
13:00-14:30 | 論文セッション(フル):保守 座長:丸山勝久(立命館大学) | チュートリアル(1) 座長:斎藤忍(NTT) | |
Circle Packingを用いたコードクローン可視化手法【F1】 村上寛明,肥後芳樹,楠本真二(大阪大) | ビッグデータとマーケティング【T1】 生田目崇(中央大学・教授) | ||
業務システム理解のための外部システムとの入出力を用いたクラスタリング手法【F2】 秦野智臣,石尾隆(大阪大),師芳卓,坂田祐司(NTTデータ),井上克郎(大阪大) | |||
コードクローンとの位置関係に基づく欠陥混入傾向の調査【F3】 中山直輝(奈良先端大),吉田則裕(名古屋大),藤原賢二,飯田元(奈良先端大),高田光隆,高田広章(名古屋大) | |||
14:30-14:50 | 休憩 | ||
14:50-16:30 | 論文セッション(ショート):実証的ソフトウェア工学 座長:花川典子(阪南大学) | 論文セッション(ショート):要求工学と形式手法 座長:野田夏子(芝浦工業大学) | |
開発計画時における要件定義工程での開発体制と開発規模の関係分析【S1】 伏田享平,渡辺絢子,今井二郎,山中啓之,藤貫美佐,戸村元久(NTTデータ) | ReqQA: ソフトウェア要求仕様書品質解析ツールの提案と評価【S5】 青山幹雄,中根拓也(南山大) | ||
CMMI成熟度レベル別に見たソフトウェア品質の良否に関わる要因の複合的分析【S2】 柳田礼子(日本電気),野中誠(東洋大),誉田直美(日本電気) | プロブレムフレームに基づく状態マシン仕様の設計支援システム【S6】 市川杏子,紫合治(東京電機大) | ||
変数名とスコープの長さ及びコメントに着目したフォールト潜在性に関する定量的調査【S3】 阿萬裕久(愛媛大),天嵜聡介(岡山県立大),佐々木隆志,川原稔(愛媛大) | オブジェクト指向ペトリネットによる業務プロセスモデリングと時間制約の検証【S7】 秦良平,飯島正(慶應義塾大) | ||
コードクローンとロジカルカップリングを用いた文字列検索ツールの出力順序の並べ替え【S4】 佐飛祐介,村上寛明,肥後芳樹,楠本真二(大阪大) | 出力データに着目したゴール指向分析による機能要求抽出方法の提案 ‐酒屋倉庫問題のケース‐【S8】 岡野道太郎(筑波大), 中谷多哉子(放送大) | ||
16:30-16:45 | 休憩 | ||
16:45-18:15 | ポスター展示:来往舎ギャラリースペース 座長:吉田則裕(名古屋大学) | ||
トービットモデルに基づくソフトウェア欠陥数予測の試み【P01】 村上優佳紗, 角田雅照(近畿大),戸田航史(福岡工業大) データフロー実行のためのコスト最適なランタイムの自動選択とコード生成【P02】 木村功作,野村佳秀,田中ユカ,栗原英俊,山本里枝子(富士通研) Proposal of a Modeling Tool for Secure Software Development using Software Security Knowledge Base【P03】 田中 俊一,田中 昂文,齋藤 大仁,櫨山 淳雄(東京学芸大),橋浦 弘明(日本工業大) 水産物加工向け3次元計測システムへのCSP適用事例【P04】 高瀬 竜一(産総研),菊野 博昭(ニッコー),西 卓郎,吉見 隆,河井 良浩(産総研) 学習者のクラス図作成過程における成果物と正解例との類似度の変遷を用いた進捗状況可視化手法の提案【P05】 田中 昂文(東京学芸大),橋浦 弘明(日本工業大),櫨山 淳雄(東京学芸大),古宮 誠一(国立情報学研究所) トレーサビリティリンクの可視化によるプロジェクト理解支援ツール【P06】 沓澤 脩,櫨山 淳雄(東京学芸大) SOBA: Java バイトコード解析ツールキット【P07】 石尾 隆,秦野 智臣,井上 克郎(大阪大) Circle Packingを用いたコードクローン可視化手法【P08】 村上寛明,肥後芳樹,楠本真二(大阪大) Generating External Event-Based Test Cases for Mobile Application【P09】 Siena Yu and Shingo Takada (Keio Univ.) Generating Test Cases for Android Applications using State Models and Change Analysis【P10】 Jose Lorenzo San Miguel and Shingo Takada (Keio Univ.) Analogy手法におけるAnalogy数決定法の比較【P11】 矢野 博暉,柿元 健(香川高専) イベントドリブン型組込みシステムの機能テストの効率化検討【P12】 小川 優,増田 智樹,平山 雅之(日本大),菊地 奈穂美(沖電気工業) 「組込み適塾」の超臨場感可視化技術による遠隔講座拡大に向けた実証実験【P13】 木戸 善之(大阪大),瀬野 恭彦(組込みシステム産業振興機構),西原 秀明(産総研) 辞書を用いたプログラム構造のグラフ表現に基づく採用デザインパターンの検出ツール【P14】 山下 大貴,竹内 和広(大阪電気通信大) 動的に変化するWebアプリケーションに対する回帰テストオラクル自動生成【P15】 堀旭宏,高田眞吾(慶應大),倉林利行,丹野治門(NTT) 「DtoDに基づくアジャイル要求」手法によるユーザーストーリーの抽出【P16】 張 嵐,藤井 拓(オージス総研) ソフトウェア有効資産分割手法について【P17】 中嶋久彰,三神郷子,古澤礼子(富士通),松尾昭彦(富士通研) 開発計画時における要件定義工程での開発体制と開発規模の関係分析【P18】 伏田享平,渡辺絢子,今井二郎,山中啓之,藤貫美佐,戸村元久(NTTデータ) 実効性のあるモデル駆動開発のための関心事の分離による段階的な要求仕様の洗練手法【P19】 川合 怜,松浦 佐江子(芝浦工業大) ソースコードの静的検査における警告の版間追跡ツール【P20】 桑原寛明(立命館大),渥美紀寿(名古屋大) 通信サーバソフトウェア設計へのモデル検査の応用の試み【P21】 南田幸紀(NTT) 複数言語で記述されたソフトウェアからのコードクローン検出に向けて【P22】 中村勇太,崔恩瀞(大阪大),吉田則裕(名古屋大),春名修介,井上克郎(大阪大) コンテキストによる高価値な一人十色の製品サービス【P23】 佐藤啓太(デンソー) テスト履歴に基づくFault-proneモジュール予測に向けた検討【P24】 吉行勇人,大平雅雄(和歌山大) オブジェクト図のアニメーション【P25】 山﨑翔,久保田吉彦,紫合治(東京電機大) コードレビュープロセスに基づくパッチ再投稿の予測【P26】 平尾俊貴,伊原彰紀, 松本健一(奈良先端大) Reference Couplingを用いたソフトウェアエコシステムに関する初期実験【P27】 山下一寛,亀井靖高,鵜林尚靖(九州大) DOM APIを用いるJavaScriptプログラムの記号実行による単体テスト生成【P28】 谷田英生(富士通研),Peng Li,Mukul Prasad(米国富士通研),上原 忠弘(富士通研) コピペ検出システムを用いた学生レポートのコピペ動向についての報告【P29】 尾花将輝(大阪工業大),花川典子(阪南大) いかにしてソフトウェア開発を支援すべきか - 行動経済学によるアプローチ【P30】 喜納佳那子,角田雅照(近畿大) データサイズを考慮したコミッター候補者予測モデルの検討【P31】 松本明(和歌山大),伊原彰紀(奈良先端大),大平雅雄(和歌山大) OSSプロジェクトの開発状況が不具合対応時間に与える影響【P32】 若元亮樹(奈良先端大),伊原彰紀(奈良先端大),松本健一(奈良先端大) OSS開発におけるテストコードの保守頻度が与える欠陥混入への影響【P33】 坂口 英司,伊原 彰紀,松本 健一 (奈良先端大) Mylynデータセットを対象にしたコピーアンドペーストの調査【P34】 崔恩瀞(大阪大) パッチ開発のための不具合報告内容の分析【P35】 河居寛樹,伊原彰紀,坂口英司,中川尊雄,藤野 啓輔,松本健一(奈良先端大) | |||
18:15-18:30 | 休憩 | ||
18:30-20:00 | 情報交換会:来往舎 ファカルティラウンジ |
9月8日(火)
大会場 | 中会場(1) | 中会場(2) | |
9:00-10:15 | 基調講演(2) 座長:大平雅雄(和歌山大学) | ||
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誉田直美(日本電気株式会社ソフトウェア生産革新本部・主席品質保証主幹/上席ソフトウェアプロセス&品質プロフェッショナル) アジャイルと品質会計 ‐アジリティを高めて、バグの少ないソフトウェアを開発する取り組み‐ | |||
10:15-10:35 | 休憩 | ||
10:35-11:35 | 論文セッション(フル):開発支援 座長:石尾隆(大阪大学) | 技術セミナ 座長:名倉正剛(日本大学) | |
ソースコードの静的検査における警告の版間追跡ツール【F4】 桑原寛明(立命館大),渥美紀寿(名古屋大) | 産学連携によるソフトウェアレビュー支援活動において効果のあった取組み 森崎修司(名古屋大学大学院・准教授) | ||
コンカレントフィードバック開発方法の車載ソフトウェア開発への適用【F5】 林健吾(デンソー) | |||
11:35-13:00 | 休憩 | ||
13:00-14:40 | 論文セッション(ショート):開発支援とリポジトリマイニング 座長:伊原彰紀(奈良先端科学技術大学院大学) | チュートリアル(2) 座長:菊地奈穂美(沖電気工業) | |
トービットモデルに基づくソフトウェア欠陥数予測の試み【S9】 村上優佳紗, 角田雅照(近畿大),戸田航史(福岡工業大) | コードクローン研究のこれまでとこれから【T2】 肥後芳樹(大阪大学大学院・准教授) | ||
マルチプラットフォーム向けソフトウェアに関する特定OS向け欠陥修正コミットの分析【S10】 松本卓大,亀井靖高(九州大),Shane McIntosh(クイーンズ大),鵜林尚靖(九州大) | |||
オブジェクト図のアニメーション【S11】 山﨑翔,久保田吉彦,紫合治(東京電機大) | |||
インタラクティブソフトウェアの共通アーキテクチャの提案【S12】 江坂篤侍,野呂昌満,沢田篤史(南山大) | |||
14:40-14:55 | 休憩 | ||
14:55-16:35 | 論文セッション(一般):一般論文(1) 座長:横川智教(岡山県立大学) | 論文セッション(一般):一般論文(2) 座長:林晋平(東京工業大学) | |
MDAを用いたソフトウェア開発におけるモデルとソースコード間の整合性維持ツールの試作【R1】 吉川裕基,片山徹郎(宮崎大) | Code Smellの深刻度がリファクタリングに与える影響の調査【R6】 雜賀 翼,崔 恩瀞(大阪大),吉田 則裕(名古屋大),春名 修介,井上 克郎(大阪大) | ||
要件定義へのGoal Directed Task Analysisの適用 ~ナビゲーションシステムを用いた考察~【R2】 坂本孝博(富士通コンピュータテクノロジーズ),位野木万里(工学院大) | データサイズを考慮したコミッター候補者予測モデルの検討【R7】 松本明(和歌山大),伊原彰紀(奈良先端大),大平雅雄(和歌山大) | ||
ユースケースの多面的評価によるソフトウェアモジュールの価値計測【R3】 森崎修司(名古屋大),高口鉄平(静岡大),永瀬美穂(産業技術大学院大),大平雅雄(和歌山大) | テスト履歴に基づくFault-proneモジュール予測【R8】 吉行勇人,大平雅雄(和歌山大) | ||
チケット利用プロセスに着目したチケッティングシステムのソフト可変性分析【R4】 小林悠一,望月智之,志村明俊,吉村健太郎,茂木栄(日立製作所) | コードレビュープロセスに基づくパッチ再投稿の予測【R9】 平尾俊貴,伊原彰紀,松本健一(奈良先端大) | ||
HTML/CSS/JavaScriptに対するサイズ最適化リテラシの醸成に向けて【R5】 まつ本 真佑, 佐伯 幸郎, 中村 匡秀(神戸大) | |||
16:35-16:50 | 休憩 | ||
16:50-17:10 | クロージング・表彰式 |
基調講演
日付:9月7日(月)
講演者:中小路久美代(京都大学学際融合教育研究推進センターデザイン学ユニット特定教授/株式会社SRA先端技術研究所長)
講演タイトル:ソフトウェアのシステムの作用
講演概要:我々の日常は、多様なソフトウェアシステムによって支えられ取り囲まれている。ソフトウェアシステムは人々の暮らしに合わせて構想され、人々の営みはソフトウェアシステムの有り様に合わせて変化する。本講演では、アーティファクトの機能と作用という二つの概念に着目する。機能から導き出される結果(consequence)、機能がもたらす効果(effect)、機能が及ぼす影響(influence)といった、異なるレベルで作用を捉え、次に、狙いとする作用に基づいて機能をデザインすることを考える。ソフトウェアシステムに何を求めるかということと、ソフトウェアシステムで何を狙うかということの関係を論じ、ソフトウェアシステム開発における課題に触れる。
日付:9月8日(火)
講演者:誉田直美(日本電気株式会社ソフトウェア生産革新本部・主席品質保証主幹/上席ソフトウェアプロセス&品質プロフェッショナル)
講演タイトル:アジャイルと品質会計 ‐アジリティを高めて、バグの少ないソフトウェアを開発する取り組み‐
講演概要:日本におけるアジャイル開発の適用はいまだ途上の段階にある。日本でアジャイル開発の適用が拡大しない大きな理由の一つは、品質確保への懸念である。NECでは、ウォーターフォ-ルモデル向けの品質管理技法として、「品質会計」という独自の技法を考案し、開発するソフトウェアの品質確保に取り組んできた。品質会計で得た品質確保の3つの知見(①レビューでのバグ摘出による早期品質確保、②的確なテスト完了判断、③品質会計を軸とした全体的な仕組みによる品質確保)をアジャイル開発へ応用することにより、アジャイル開発においてもバグの少ないソフトウェアを確実に開発するしくみを実現した。本講演では、品質会計のエッセンスを取り込んで構築したNECアジャイルとその適用結果を紹介する。
チュートリアル
日付:9月7日(月)
講師:生田目崇(中央大学・教授)
タイトル:ビッグデータとマーケティング
概要:ビッグデータがバズワードとならず,すでに数年間第一線で注目されている.この恩恵をもっともうけた業界の一つが小売業であり,ビッグデータはマーケティング戦略になくてはならない情報源となった.その反面,複雑な消費者行動を理解するには従来のモデルでは対応できず,新たな分析スキーム,情報基盤が必要となる.今回は,そういったマーケティング戦略のための分析の諸相について,近年の動向をまとめ,どういった分析が求められているのかについて論じる.
日付:9月8日(火)
講師:肥後芳樹(大阪大学大学院・准教授)
タイトル:コードクローン研究のこれまでとこれから
概要:コードクローンに関連する研究が始まってから20年あまりが経ち,これまでにさまざまな研究が行われてきました.本チュートリアルではこれまでの研究を振り返るとともに,今後どのような研究が必要なのかについても講師の考えを述べます.チュートリアルの最後には,参加された方々との意見交換も行う予定です.前提知識を必要としないように平易に解説しますので,コードクローン研究をされたことがない方であっても,少しでも興味があれば是非ご参加ください.
技術セミナー
日付:9月8日(火)
講師:森崎修司(名古屋大学大学院・准教授)
タイトル:産学連携によるソフトウェアレビュー支援活動において効果のあった取組み
概要:ソフトウェアレビューの研究テーマを産学で進める上で効果のあった取組みとそうでなかったものを紹介します.ソフトウェアレビューは目視でドキュメントやソースコードの欠陥を検出する静的評価であり,実務者からは手順や技法よりもレビューアの豊富な経験のほうが深刻な欠陥の検出や効率化につながると考えられていることが多い開発活動です.そうした中でどのように手法を試行してもらったり一緒に分析を進めたりしたか,そこで学んだことを共有できればと思います.本セッションはソフトウェアレビューを研究テーマとしていない研究者や企業の開発支援部門の方にもご自身の活動に役立つよう構成します.