SES2024は226名の方にご参加いただき,今年も大盛況のうちに終了いたしました.
ご参加いただいた皆様,ありがとうございました.

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受賞者(敬称略)

最優秀論文賞

ReactアプリケーションにおけるUIテスト共進化の分析とロケータ記述の追従支援
池田 むつき, 小林 隆志 (東京工業大学)
画像生成モデルの弱点検出タスクへの適用可能性調査
横山 晴樹 (富士通), 石川 冬樹 (国立情報学研究所)

研究奨励賞

ChatGPTのブラックボックステストへの適用および人間との協働可能性についての調査
切貫 弘之, 丹野 治門 (NTT)
REST API仕様に基づく大規模言語モデルを用いた自動バグ修正手法
山岸 克紀, 吉田 則裕, 槇原 絵里奈 (立命館大学)
Stack Overflowにおける検索支援を目的とした参照関係可視化システムの提案
白木 大貴 (同志社大学), 槇原 絵里奈 (立命館大学), 小野 景子 (同志社大学)
機能要求文における語句の抜け漏れ検出 -生成AIを活用した検出手法の検討-
成澤 直輝 (信州大学), 大西 淳 (立命館大学), 小形 真平, 岡野 浩三 (信州大学)
大規模言語モデルを用いた広範なソースコード理解とドキュメント生成手法の検証
加藤 整 (トヨタ自動車), 原田 智彦, 下條 ひなた (NTTデータ), 杉浦 健一 (NTT データ数理システム), 竹之内 啓太 (NTTデータグループ)
複数プロジェクトのコード特徴量に基づくコーディング規約違反の修正予測精度の評価
亀岡 令, 伊原 彰紀 (和歌山大学)

インタラクティブポスター賞

開発者のIDE操作履歴に基づくソースコード著者識別
大森 隆行 (静岡大学), 桑原 寛明 (南山大学), 西垣 正勝 (静岡大学)
多様なプログラミング言語に対するリファクタリングの検出に向けて
永木 郁也, 林 晋平 (東京工業大学)
Gitを用いたソフトウェア開発PBLにおけるコミットメッセージの調査
白井 楓菜, 櫨山 淳雄 (東京学芸大学)
差分構文木を用いたプログラミング授業受講者のコーディング特徴の自動抽出
青木 晃汰, 上野 秀剛 (奈良工業高等専門学校)
ソフトウェア開発工程のコーパス化に向けて
西潟 優羽, 丹波 光, 前田 遥香, 佐藤 美唯 (日本女子大学), 秋信 有花, 倉林 利行 (NTTソフトウェアイノベーションセンタ), 倉光 君郎 (日本女子大学)

企業ポスター賞

大規模言語モデルを活用したダイアグラムを含むソフトウェア設計書の自動レビュー手法の検討
福田 貴三郎, 徳本 晋, 藤本 博昭, 小田嶋 成幸 (富士通)
LLM はソフトウェアプロダクトを人視点で評価できるのか? ~新規性/有用性/偶発性の自動評価の実現に向けた調査~
秋信 有花, 切貫 弘之 (NTTソフトウェアイノベーションセンタ)
LLMを用いた形式仕様記述による検証の試行評価
新原 敦介, 小川 秀人 (日立製作所)

Pick Up!

以下の方々による基調講演が決定いたしました.概要およびその他の企画につきましてはプログラムをご覧ください

9/18 午前

栗原 聡 教授

(慶應義塾大学 理工学部)

栗原 聡

9/18 午前

趙 建軍 教授

(九州大学 システム情報科学研究院)
趙 建軍
9/19 午前

Shaukat Ali 教授

(Simula Research Laboratory (Norway)
Shaukat Ali
9/19 午後

町田 文雄 准教授

(筑波大学 システム情報系)
町田 文雄

シンポジウムの目的

情報処理学会ソフトウェア工学研究会では,1995年度から2003年度にかけオブジェクト指向シンポジウムを開催し,オブジェクト指向技術を中心に研究開発と実践の交流の場を提供してきました.2006年には,ソフトウェアエンジニアリング全般に対する社会的ニーズの高まりに応じるために,シンポジウム名をソフトウェアエンジニアリングシンポジウムと改め,より広い領域の研究者・実務者が集う場として開催しました.同シンポジウムは,その後も毎年実施され,近年における国内最重要なソフトウェアエンジニアリング研究発表の場の一つとなっています.

その間,社会のソフトウェア化が進み,価値創造の源泉がソフトウェアであるという時代を迎えています.そこでは,ソフトウェアの企画,開発,運用,保守,マネジメントおよび周辺の社会インタラクションやピープルを含むあらゆる側面への系統的アプローチとしてのソフトウェアエンジニアリングが果たす役割が大きく,システムが提供する価値の実現手段を与えるという立場から,価値そのものを決定づける立場へと大きな転換を果たしつつあります.

ソフトウェアエンジニアリングシンポジウムでは,論文発表を含むあらゆる活動をビジョンのもとに明確に位置づけ,これまでのシンポジウムの優れたレガシーを受け継ぎながら,今後のソフトウェア工学コミュニティを展望します.ソフトウェアエンジニアリングシンポジウムが具体的に目指すビジョンとコンセプトを以下に示します.

ビジョン

ソフトウェアエンジニアリングのプロフェッショナル集団やそれに連なるアーリーキャリア・学生および周辺の関係者が集い交流するとともに,人々や社会の価値創造に貢献するソフトウェアエンジニアリングに向けた研究,実践および人材育成の成果発表と議論を通じて深化と拡大を進め,その結果を社会へ発信するとともに更なる深化および拡大の基礎を得ます.

コンセプト1「集う」

ソフトウェアエンジニアリングに携わる多様な利害関係者が立場・性別・年代・主張を超えて集い,行動規範をもって相互の理解と交流を深め,連携します.

コンセプト2「研究する」

理論研究にもとづくソフトウェアおよびソフトウェア開発の基本原則の解明や新たなアイディアの創造,事例研究にもとづく実証経験とを突き合わせ,ソフトウェアエンジニアリングの地平を広げつつ,実践へとつなげます.

コンセプト3「実践する」

ソフトウェアエンジニアリングのプラクティスや実践経験を共有および深掘りし,知識,スキル,コンピテンシとして体系化し,ソフトウェア社会における産業発展に貢献するとともに,さらなる研究を促します.

コンセプト4「育成する」

実証済みのソフトウェアエンジニアリング高等教育や職業訓練および組織開発運営成果を共有するとともに,プロフェッショナルが高い倫理感および職業意識を持ち社会的地位を高めることに貢献します.

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